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Pink Tech シリコンバレー

<米国初!>Wifi付きの血糖値測定器が来週発売!


 糖尿病を抱える人に朗報です!アメリカでWifi付きの血糖測定器が来週発売されることになりました

 健康系ガジェットが大躍進しているということは、日経ビジネスの”米国で「ヘルスハッカー」が増殖中”、や”シリコンバレーの新しいトレンド。ハードウェアが戻ってきた!”でも説明してきました。

 でも、もう一度言います。今年は健康系ガジェットがかなり来ていますよ!2012年はざくざくと健康関連ガジェットを見る事ができそうです。
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写真:TELCAREのワイヤレス血糖値測定器

 今回の血糖測定器を開発したのは、メリーランド州にあるスタートアップ、TELCAREです。測定器は、従来のもののように、穿刺針を使って出血させて、その血液をテストストリップに付着させ、本体で数値を測定させます。その後がこのガジェットのすごいところです。Wifiを使って自動的に患者のオンラインデータベースに結果を送信してくれ、ダッシュボード上のグラフで見やすくしてくれます。またその情報は掛かりつけの医者や家族にもウェブサイト/iPhoneアプリで見てもらえるようになります。

 患者は今まで紙に記録していたものが、自動的に記録されるので格段に楽になります。また、結果について、家族や医者からコメントを受け取ることができるのです。血糖値が気がかりな家族が周りにいる人にはいいですね。例えば、「お父さん血糖値上がってるよ!食べ物気をつけて」とか医者から「ちょっと血糖値の動きが気になるので病院に来てください」とかいうことが出来るのです。

 価格は150ドル。(1万2千円)今までの血糖値測定器が50ドル以下(4000円)なので、高めですね。これに血液を付着させるテストストリップが50個で56ドル(4500円)、継続して購買する場合は50個で36ドル(2800円)になります。毎日1回計れば月に1600円くらいかな。保険で安くなる場合もあるそうです。

 確かに高いんですが、糖尿病で食事管理などをしている人や、既に測定器を使って自分で紙に記録している人にはすごくいいですよね。価格帯としては、親や、おばあちゃんへのギフトにもすごく良さそうです。最近は子供でも糖尿病が増えているので、こういうデバイスを持たせていれば、親も安心できます。

 良いですね!!私の期待しているのは、ダイエット関連(すでに販売しているWifi付きの体重計が欲しい)や、美顔器などにWifiがついているものです。これもそう遠くなさそうな将来に見る事ができそうです。 テクノロジーで健康が促進されたり、誰かの体調が良くなったりするのって、素晴らしいですよね。
次はどんなのが出てくるんだろうか。
楽しみになってきましたー!

 
 



by katoyasuko | 2012-01-06 11:33 | テック

ジャーナリスト加藤靖子のブログです。ニューヨークで日経ビジネス勤務を経て、フリーに。シリコンバレーから、テック情報を書いています。メールはmail@yasukokato.com 。Photo:Takahiko Marumoto
by katoyasuko

Profile

加藤靖子。1982年9月11日東京生まれ、九州育ちの29歳。
中央大学在学中から、マガジンハウスの編集部アルバイトに明け暮れる。卒業後米Pace大学に留学。在学中にジャーナリストのアシスタントをしながら、フリーで原稿を書き始める。
卒業後、2007年末から日経BP社ニューヨーク支局勤務。ビジネス・経済誌「日経ビジネス」編集部で、大統領選挙、金融危機、自動車産業の低迷などをレポートし、刺激的な日々を送る。
2011年からサンフランシスコ郊外、シリコンバレーに引越し。フリーになり、「日経ビジネス」「日経デジタルマーケティング」などに記事を寄稿。
最近はすっかりテック系ニュースに目覚め、シリコンバレーでテック系イベントに出席したり、インタビューを行ったりしている。
最近のインタビューは、シェリル・サンドバーグ(Facebook COO)、ナビーン・セバデュライ(Foursquare共同創業者)、ガ・ワン(Smule共同創業者)など。

好きなことは料理、体を動かすこと、友達としゃべること、ファーマーズマーケットに行くこと。
仕事とプライベートをあまり区別せず、楽しく仕事をしています。

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