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Pink Tech シリコンバレー

アメリカに来て変わった働き方の概念

私は今、フリーランスという形で働いています。
私自身、「働き方の形」について、数年で考え方がずいぶんと変わりました。
会社に属さない働き方に、本当にポジティブになったのは、ここ半年くらいだと思います。

自分がフリーランスになることに、正直不安がありました。
何せ父親も銀行員という、超サラリーマンでしたし、
今まで会社員で働くことが、普通だと思っていたからです。

でも私のような日本語で記事を書くライターにとって、
このシリコンバレーで「会社員」としてとして働く機会は、あまり多くありません。

それでも、自分がこの仕事が好きだということは分かっていたので、
形にこだわらずに、やればいい。そう思って今に至っています。

アメリカに来て変わった働き方の概念_b0240015_830398.jpg


数週間前、新しく広がる「コワーキング」という働き方という記事を日経ビジネスに書きました。
コワーキングとは、フリーランサーやベンチャー企業を立ち上げようとしているような人たちが、
共有して使うオフィススペースのことです。
こういうコワーキングスペースが、今アメリカでは600箇所以上あります。

このトレンドからも分かるように、こちらでは、フリーランスの人や自分で会社を起こしているような人がたくさんいます。
シリコンバレーでは、カフェに座っていれば自分のウェブサービスの解説を熱心にする人に出くわすのが日常茶飯事です。

以前サンフランシスコのコンサル会社Btraxのブランドンさんにお話を伺ったときには、
「大企業がいまだに人気の日本とは違って、こちらでは
チャレンジしたり、次の成功したベンチャーになることのほうがよほどクールなこと」
とお話を聞きました。

本当にそうなんです。
私のお友達、プログラマーのケイティーは、グーグルでグーグル+を開発していたエンジニアだったんですが、
ある日ご飯を食べていると、「もう明日で辞めるわ。」とあっさり次の日やめてしまっていました。

優秀な人が集まる大きな会社で学べることはかけがえのないことです。これは疑いようがありません。
私ももし東京で働いていたら、ずっと会社員だったろうな~と思うんです。

でももしやりたいことが会社でできないことだったら。、やりたいことをやるためには、今ある会社にこだわることはない。そう考える人がとても多いんです。

もちろん子供がいるような人はちょっと話が違います。
会社を去るにしても、ある程度自分の会社でキャッシュフローが見えてきたときに独立するような、
もうちょっと計画性があるキャリアプランを立てていますが。

このテーマを話し出すと、結構長くなってしまうので、
この先で色々とテック系のベンチャーのことや、働き方の変化をまた書いてみたいと思います。



by katoyasuko | 2011-11-16 08:59 | 働き方

ジャーナリスト加藤靖子のブログです。ニューヨークで日経ビジネス勤務を経て、フリーに。シリコンバレーから、テック情報を書いています。メールはmail@yasukokato.com 。Photo:Takahiko Marumoto
by katoyasuko

Profile

加藤靖子。1982年9月11日東京生まれ、九州育ちの29歳。
中央大学在学中から、マガジンハウスの編集部アルバイトに明け暮れる。卒業後米Pace大学に留学。在学中にジャーナリストのアシスタントをしながら、フリーで原稿を書き始める。
卒業後、2007年末から日経BP社ニューヨーク支局勤務。ビジネス・経済誌「日経ビジネス」編集部で、大統領選挙、金融危機、自動車産業の低迷などをレポートし、刺激的な日々を送る。
2011年からサンフランシスコ郊外、シリコンバレーに引越し。フリーになり、「日経ビジネス」「日経デジタルマーケティング」などに記事を寄稿。
最近はすっかりテック系ニュースに目覚め、シリコンバレーでテック系イベントに出席したり、インタビューを行ったりしている。
最近のインタビューは、シェリル・サンドバーグ(Facebook COO)、ナビーン・セバデュライ(Foursquare共同創業者)、ガ・ワン(Smule共同創業者)など。

好きなことは料理、体を動かすこと、友達としゃべること、ファーマーズマーケットに行くこと。
仕事とプライベートをあまり区別せず、楽しく仕事をしています。

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