Pink Tech シリコンバレー

今英語を学ぶことの重要性


b0240015_7285055.png


 昨日Twitterでイケダハヤトさんが同時通訳アプリのVorceについてツイートしていたので早速使ってみました。自分で喋った言葉を、アプリが希望の言語に翻訳して音声にしてくれるというものです。例えばスマホに向かって自己紹介を日本語で吹き込めば、英語にして喋ってくれます。

 期待を膨らませていたのですが、このアプリもやはりいまいち…。アプリの使い心地やアイディアはいいのですが、いかんせんコンピュータによる機械翻訳の限界は超えられていません。英語が不自然ですし、ちょっと変わった日本語のセンテンスにしてしまうととたんに文章が支離滅裂になってしまいます。このVorceの他にも既にGoogle Translateのアプリは人気があります。しかしこちらもアプリの問題ではなく機械翻訳の問題であまり使いモノになりません。

 日本からアメリカにビジネスや起業で訪れる際、アプリで翻訳できたら素晴らしいと思って期待をしていました。しかし恐らくVorceやGoogle Translateを使ってビジネスなんかをしてしまうと、どん引きされるというか、一気に信用を落としかねないです。

 私は将来的な機械翻訳の躍進に期待していたというか、それが出来れば日本の人達の情報量は飛躍するなと甘い事を考えていました。しかし調べてみると、elm200のノマドで行こう!さんのブログで、「機械翻訳は言語学習の代用にはならない」のページで見事に将来的にも精度の高い機械翻訳開発は不可能ということを論じられています。

■なぜ今英語が必要か


 最近私が機械翻訳の必要性を感じたのは、アップルが出した大学の聴講アプリiTunesUです。ご存知の通り、スタンフォードやMITなど、様々な大学の授業が聴講できます。それから日経ビジネスに書いたのですが、現在オンライン上に教育コンテンツが増えています。(学費無料のオンライン”大学”が人気)プログラミングコードや人工知能、経済学やアートまで本当に幅広い授業が無料です。しかしこういった授業も、英語ができるということが前提で、出来なければ何を言っているか分からないだけです。

 今インターネット上の情報量の増加によって、世界は本当に小さくなりました。ネット上には情報が溢れていて、国に関係なく色んなコンテンツへ縦横無尽にアクセスができます。しかしネット上にある情報というのは、より英語化していて、英語が共通言語になっています。英語のコンテンツ量というのは相乗効果もあり、日本語と比べ物にならないくらい肥大化しています。

 私は昔、多くの人が積極的に英語を学ばなくてもいいだろうと考えていました。実際に海外を相手に仕事をする人する人なんて少数だし、今ではEconomistやFinancial Times、New York Timesまで一部翻訳記事があります。私のブログもアメリカで面白いと思ったものを伝えていくし、そういう日本語コンテンツを読んでいれば十分な情報は得られると思っていたのです。

 しかしご存知の通りネットのおかげで時代が動くスピードは以前とは比べられないくらい早くなりました。もちろん翻訳記事で主要なニュースを追うのは非常に役立ちます。しかしこちらでニュースに目を通していても、めまぐるしいほど状況が刻々と変わります。そういったニュースに翻訳だけで対応するのは、正直限界があるのではないか…と感じてきました。

 起こっていることの空気感というのは、実際の記事やコミュニティー間の会話、動画からより鮮明に掴むことができます。また、業界のニッチなところまですべて日本で伝えられているかと言えば、そうでは無いと思います。というかそもそも英語ニュースも非常に増えているので、そこまで記事化するのは難しいと思います。

 もう一つ、先進国は、同時的に似たような問題や方向性を抱えていて、それを個人で掴むことができれば、より日本も良い解決策が浮かび上がるのではないかなと思うのです。
 
 例えば、インターネットに教育コンテンツが増えたことで、教育の価値が見直されていること。また若者を中心にフリーランスやになる人が増え、新しい働き方の価値ができつつあること。こういった事は日米同時的に起こっています。こういった共通の問題やニュースに対して自由にアクセスできるに越したことはないはずです。

 私も20歳を過ぎてから英語を学習したタイプなので、習得の難しさや時間が掛かる事への苛立ちは肌身で感じています。まして仕事を持っているかたは、本当に大変だと思います。しかし、英語をやらなかったことで起こる機会損失は、これからより多くなっていくのではないでしょうか。今だからこそ英語を学ぶ重要性というのは上がってきていると思うのです。


[PR]



# by katoyasuko | 2012-03-03 07:37 | 英語

眠いときはこれ!?吸入カフェイン


 タイムマガジンで見つけた、新しいタイプの吸入カフェイン「Aero Shot(エアロ・ショット)」コーヒーやレッドブルなど色々なカフェインの取り方はありますが、これは今までにない吸い込むタイプです。

 見た目は電池に似たプラスチックケース。上部についている穴から、微粒状のカフェインを舌の上に吸い込んで摂取します。味はライムフレーバーで、ノンカロリーシュガーが入っているので甘くなっています。作ったのはハーバード大生体工学教授のデイビッド・エドワード氏。吸入薬や吸入ワクチンに詳しい先生です。
b0240015_16413147.jpg


 手元にないのでYoutubeでAero Shotを吸う様子を見てみたのですが、皆さん初めての体験なので微妙な表情…。すーっと吸った後、表情をしかめて、ゲホゲホとむせる人が多かったです。確かに粉を吸う機会って、あまりないので戸惑いますよね。

 これ一本で3回くらい吸えます。そして気になるカフェインは1本で約コーヒー一杯分。売りはコーヒーよりも早くカフェインが効き、即効性があるところだそうです。値段は一本3ドル(約240円)です。

 うーん、スタバのコーヒーと同じくらいの値段でしょうか。ちょっと高いですね。徹夜の時など、一気に効果が欲しいときに良いでしょうか。カフェインを吸うって何か怖いんですが、見つけたら一回は試してみたいです。

[PR]



# by katoyasuko | 2012-02-29 16:45 | マーケティング

トレンド:子供のおもちゃもデジタル化


ニューヨークタイムズが、子供のおもちゃのデジタル化を伝えています。私の子供の頃のおもちゃと言えば、ドンジャラやホッピング、シルバニアンファミリーなどでした。(懐かしい…。若い人は知らないかもしれませんね。)

 現在は、おもちゃもデジタル化・テクノロジー化していて、昔ながらの子供のおもちゃにひとひねり加えたようなものが続々と登場しているそうです。

 女の子に人気の人形Barbieは、ボディーに動画が取れるカメラを装着。撮った動画はコンピューターにアップロードしたり、友達とシェアしたりすることができます。
b0240015_1730062.png

(写真はhttp://www.barbie.com/videogirl/のキャプチャ)
 
 そしておもちゃ大手のHabroが販売するボードゲームのGame of Life(人生ゲーム)は、ルーレット部分にiPadを装着するバージョンを発表。ルーレットは昔ながらのルーレットの音が出るようになっています。

b0240015_17235752.png


 Spin MasterLtdは、スマートフォンを装着するおもちゃのプラスチックガンを販売。スマホの画面には拡張現実(AR)アプリを使い、倒すべき敵が現れるようになっています。画面を見ながら、プラスチックガンを打って遊びます。

 非常にハイテクですね。今の子供達は小さいころからコンピューターデバイスを触っているので、デジタルおもちゃも難なく使いこなせそうです。

 ただ記事中にもあるのですが、どうしても値段が昔のおもちゃに比べて高価になってしまいます。例えばバービーは通常25ドル(約2000円)のところを、カメラ付きだと50ドル(約4000円)になります。またタブレット端末を装着するようなものは、そういった高価なスマホやタブレットを持っているということが前提です。記事中ではアナリストがiPhoneやiPadという高価なデバイスを装着するおもちゃは、潜在的ユーザーが限定的だとしています。

  子供を育てる親にとってはどれだけ子供がコンピューターと付き合うべきか悩むこともありそうです。できれば子供の想像力を伸ばすような遊び方をしてほしい人は多いはず。そうなると、ずーっとデジタルおもちゃで遊ばせておくのも悩むところです。

 こうしたデジタルおもちゃは去年のクリスマス商戦の頃あたりから目立つようになってきており、まだまだ新しいトレンドです。果たしてデジタルおもちゃは子供の支持を受けるのでしょうか?注目しておきたいと思います。



[PR]



# by katoyasuko | 2012-02-28 17:38 | テック

ジャーナリスト加藤靖子のブログです。ニューヨークで日経ビジネス勤務を経て、フリーに。シリコンバレーから、テック情報を書いています。メールはmail@yasukokato.com 。Photo:Takahiko Marumoto
by katoyasuko
プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
テック
働き方
マーケティング
シリコンバレー
アプリ
動画
メディア
英語
スマートフォン
ソーシャルネットーワーキンング
掲載
ガジェット
タブレット端末
Eコマース
生き方
未分類

Profile

加藤靖子。1982年9月11日東京生まれ、九州育ちの29歳。
中央大学在学中から、マガジンハウスの編集部アルバイトに明け暮れる。卒業後米Pace大学に留学。在学中にジャーナリストのアシスタントをしながら、フリーで原稿を書き始める。
卒業後、2007年末から日経BP社ニューヨーク支局勤務。ビジネス・経済誌「日経ビジネス」編集部で、大統領選挙、金融危機、自動車産業の低迷などをレポートし、刺激的な日々を送る。
2011年からサンフランシスコ郊外、シリコンバレーに引越し。フリーになり、「日経ビジネス」「日経デジタルマーケティング」などに記事を寄稿。
最近はすっかりテック系ニュースに目覚め、シリコンバレーでテック系イベントに出席したり、インタビューを行ったりしている。
最近のインタビューは、シェリル・サンドバーグ(Facebook COO)、ナビーン・セバデュライ(Foursquare共同創業者)、ガ・ワン(Smule共同創業者)など。

好きなことは料理、体を動かすこと、友達としゃべること、ファーマーズマーケットに行くこと。
仕事とプライベートをあまり区別せず、楽しく仕事をしています。

Yasuko Kato's About Me page

フォロー中のブログ

検索

ファン

ブログジャンル

画像一覧