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私の英語習得法(読書編ー私的英語本ベスト4)

 
せっかく冬休みの人も多いので、私の英語の勉強法ー読書編も書いておきたいと思います。自分の得意分野で英語を勉強できれば素晴らしいと思います。私はもともと読むのが好きなので、読書をしながら英語が学べればいいなと思っていました。社交的な人はスピーキングを伸ばすのもいいですし、映画の好きな人は映画でリスニングを伸ばすという手があります。先日書いた、英語の基礎をしっかり固めたら、ちょっとした憧れである読書に挑戦してみたいものです。

 というわけで、今回は私が英語で読んで面白かった本4冊を紹介してみます。

1、The Notebook, Nicholas Charles Sparks (君に読む物語)
いきなり恋愛モノかよ!とズコーときた人、すみません。この本は、英語が簡単なわりにストーリー展開も大きくて分かりやすく、簡単で読みやすい本だったと記憶しています。私が英語がまだまだの大学生の時にチャレンジした本でした。それでもきちんとストーリーを飲み込めて、最後は感動できました。英語で本が読めた!と嬉しくなった本です。恋愛本もオーケーと言う人には、難易度が低くてお勧めです。

2、Kafka on the Shore, Haruki Murakami (海辺のカフカ)
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 言わずと知れた、村上春樹さんの作品。自分の好きな作家を、英語で読んでみるというのは、英語の勉強としてすごくいい方法だと思っています。まず、ストーリーが分かっているので、読書の途中で迷子になることがありませんし。日本語と英語の雰囲気の違いも楽しめます。それから村上春樹さんのペーパーバックはアートディレクターのJohn Gall氏が担当していて、おしゃれで素敵なカバーです。持っているのも嬉しくなり、色々集めたくなります。

3、The Great Gatsby, Francis Scott Key Fitzgerald(グレート・ギャッツビー)

 アメリカ文学を代表する作品。これも一度日本語で読んでから、英語で読んだように記憶しています。もしニューヨークに来たことがあったり、住んだことがある人には特にお勧めです。1920年代の話ですが、「その通りの名前知っている!」とかいう場面が結構あります。ちょっと古いので、言い回しが今と違うというところはありますが、これは日本語訳で読むよりも、文章の美しい英語で読むと感動します。

4、The Stories of John Cheever(ジョン・チーヴァー短編集)

 ピュ-リッツァー賞、フィクション部門を受賞している本です。フィッツジェラルドが好きな人は、ジョン・チ-ヴァーも好きな人は多いんじゃないでしょうか。短編集なので、通勤の途中に読むのもいいと思います。アメリカ郊外が舞台で、生活の影とか生活者の微妙な感情を描いています。

 英語を勉強していたときは、大学生のときでフィクション小説を多く読んでいたのでそういう本ばかりになってしまいました。社会人のかたは、ビジネスの本なども良いと思います。選ぶときには、やはり自分の興味のある本を選ぶこと。当たり前のようですが、大きなポイントだと思います。興味のまるでないものを読み続けるのは、時間も掛かりますし苦痛です。それから少し読んでみたときに大体理解できるくらいの程度のものを選ぶようにしていました。また、ハードルを下げるために、一回日本語で読んでからあらすじを掴み、それから英語で読むというのもいい方法です。そんなの読書じゃない!と思う方もいるかもしれませんが、英語の勉強を効率よく行う方法なんじゃないかと考えています。多くの英語に触れただけ、英語力は伸びます。

 それから、私の経験上、振り返ってみると英語の勉強し始めが一番きつかったです。理想は「ニューヨークタイムズを読んで情報収集する私」なのですが、手元の簡単な本も理解できない自分って何なんだろうと歯がゆくなる事も多かったです。でも、やればやるだけ英語は確実に伸びますし、初期を過ぎれば英語の楽しさは上昇していきます。いろんな人と喋り、色んなものが読めるようになると世界が広がって楽しくなります。長く続けるという意味で、日本語で一度あらすじを読んでハードルを下げたり、自分の好きな分野を選んだりする事が助けになると思います。

 「グレート・ギャッツビー」みたいな、英語の文章が美しい本の面白さが少しでも分かったときは嬉しかったです。好きな本を是非探してみてください。







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by katoyasuko | 2011-12-29 08:47 | 英語

私の英語習得方法(実践編)


英語習得というのは、本1冊以上書けるくらいの壮大なテーマだと思うのですが、せっかくゼロから英語を習得した身ですので、自分に役立ったことを思い出しながら書いてみようと思います。

1、文法は必須

 私も始める前は文法が大嫌いでしたが、文法を無視して会話を進めたり、メールを書いたりというのは残念ながらありえません。ルールのない中で、言葉を並べるようなものです。なので、最初は文法は嫌でも必須。私はTOEFLで勉強しましたし、TOEICなどで文法を勉強するのはいいかもしれません。読みやすい教科書を本屋で探してきて、もう一度ルールを覚えてみてください。後で絶対役立ちます。

2、最初は訳とサブタイトルをつけて英語を聞く
 英語でニュースや映画を見てみても、早すぎて言っていることが分からないという場合は多いと思います。それは色々な単語が組み合わさったときに、どういう風に聞こえるかに慣れていないからだと思います。最初は教材で、オーディオに英語のサブタイトル、日本語訳がついているものから聞いてみてください。あー、こういう風に聞こえるのね。という風になってくるはずです。

3、シャドーイングはリスニングとスピーキングを飛躍させる

 英語の学習で一番効果の高いと思うもの、これが「シャドーイング」です。まず英語でセンテンスを聞き、その後自分で同じようにしゃべってみます。この場合も、オーディオに日本語訳と英文がきちんとついている教材が理想的です。英語を学んですぐのときにシャドーイングをやり、できるだけ自分でもネイティブの発音に近づけることで、後々の発音が随分違ってきます。また、自分で発音してみることで、どう聞こええるかが分かり、リスニング力も飛躍します。「シャドーイング」は、学習方法として、かなりお勧めです。

4、英語は難しくないものから読む

 「ニューヨークタイムズが読めるようになりたい」というのは、多くの人が目指すところだと思います。私もそうでした。でも、難しいものからいきなり読むのはあまりお勧めしません。ニュースでもできるだけ簡単なニュースから読んでいって、慣れてきてから高級紙に移行していくのがいいのじゃないかと思います。あまり難しいものだと、単語や言い回しについて調べることが多すぎて、同じ時間で吸収できる事が少なくなってしまうと思うのです。

 ニュースの中でも、自分の興味のあること。またはすでに理解していることを読むのがいいと思います。例えばアメリカの政治ニュースなんかは、知らない候補者の名前がバンバンでてきます。最初はライフスタイル、エンターテイメントのカテゴリーの中から読んでみてください。その後、ちょっとずつハードルをあげていきましょう。

5、自分の得意な英語力を伸ばせば、違うスキルもついてくる

 私の場合は、リーディングが得意で、スピーキングは恥ずかしがり屋で苦手という感じでした。でも、得意なところをぐいぐい伸ばしていくうちに、語彙力もついてきて、スピーキングやリスニングも引き上げられます。

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 とりあえず初心者の私が役立ったのはこんなところでしょうか。文中にも繰り返していますが、志が高すぎて、いきなり難しいものを読んだり聞いたりするのは逆に時間の無駄になりかねません。私も格好つけたいあまりに、一生懸命ニューヨークタイムズを読んだりしていましたが、今考えると分からない単語が多く、理解できないセンテンスも多かったので、英語習得に役立ったかと言われると、逆に時間を無駄にしたかもしれないと思います。

私はドラマで「Sex and the City」が好きだったので、あれはかなり楽しめながら見ていられました。そういうものを探して、英語に触れる時間を長くする→レベルが上がったところで勉強方法を変えていくのがいいと思います。今考えると、難しい新聞を読み込むよりも、ドラマを見る勉強らしくない勉強のほうがよほど初期の英語力の飛躍に結びついたと思います。

 英語力は確実につきますので、それに合わせて勉強法や教材をレベルアップさせていく。我慢強くないとできませんが、それが一番効率がいいと思います。





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by katoyasuko | 2011-12-28 05:54 | 英語

「失業する前に知っておきたかった5つのこと」


Forbesの翻訳記事です。原文を読みたい人はこちらを。
 
「失業する前に知っておきたかった5つのこと」

By アメリカの1400万人の失業者の一人、 Employee Zero
編集=Kelly Phillips Erb


 私の2011年は、大きな希望と共に始まりました。人生を捧げられるような、大好きな仕事をしていました。長い時間働き、バケーションも取らず、ホリデーも休めない、そんな犠牲も払ってきたのです。40代になってやっと自分の夢に気づき、そこに根をおろしていけるんじゃないかとも思い始めていました。

 しかしその年の終わりに、自分の将来は真っ暗になりました。世間の人は私のことを無能で、怠惰で、未熟な人間だと言い始めました。どうしてそうなったのか?

 私は9月にレイオフされました。失業者になって突然、周りは私を今までの様には見てくれなくなりました。その代わり、私は世間で問題だとされている、1400万人の失業者の一人という位置づけになりました。私は3ヶ月前と同じスキルがあり、野心的で、優しくて好奇心の旺盛な自分から変わってはいません。でも、周りの人は、私は監視とドラッグテストの必要があり、何もしないで失業保険を貰いたい失業者の一人として見るようになってしまいました。

 私が今まで培ってきたスキルと経験はどうなのかって?それは全く価値がありませんでした。ある人は溶接を学べとか、フォークリフトの練習をしろとか、ソフトウェアのディベロッパーになるためのクラスをとれとか、とにかく今日雇用主が必要だと言うスキルを身につけろと言われ続けました。そんなの明日にはどうなっているか分からないのに。

 これを読んでいる人が、解雇されないことを願っています。でも、私が失業してからはじめて気づいたことについてお話しさせてください。

1、下を見続けることは、思うほど簡単ではない。
 失業から3ヶ月、私は給料、福利厚生、雇用主からの礼儀正しさにおいてさえ、自分の期待を下げ続けました。世間では、失業者は潤沢な失業保険のせいで安い給料を受け入れないのだと言われています。でも現実には、過去の給料履歴がわずかでも求人条件より良いものならば、雇用主は求職者の働く意思を疑ってかかります。

 私は面接の時に何度も給料の質問を避けて通るよう試みてきました。でも雇用主は今、給料に期待を持っているような人を全て避けたいとさえ考えているように感じるのです。

2、生活経費と贅沢品は時として紙一重である
 失業者は、贅沢を謳歌するべき人達ではないということは分かっています。ケーブルテレビとか、新しい冷蔵庫といったようなようなものです。でも、贅沢をカットするのが簡単なものもあれば、そうでないものもあるのです。例えば車は面接に行く為に必要です。インターネットも仕事を探すための必需品です。でも、クリアでは無いものもあるんです。私がレイオフされてから2週間後、飼い猫が足を怪我してしまいました。2回の検診で、200ドル以上掛かってしまいました。5年以上飼っている私のペットは、今や贅沢品とさえ思えます。でも、彼らがいない生活というのは、考えもつかないんです。私には子供がいなくて、本当によかったと思っています。でも、もし子供が病気に掛かっているときに、お金が理由で病院に行けないとしたら?そうしたものに答えを見つけるのは非常に難しいです。

3、存在感を失い、意見を求められないことに慣れる

 仕事で失ったのは、給料だけではありません。私は、人から意見を求められないことに寂しさを感じています。私はかつて職場で意思決定をする立場にありました。でも失業すれば、誰もあなたが何を考えているかなんて気にしないのです。失業すれば突然、同じニーズ、経験、スキルレベルを持つ、「失業者」という顔のないグループの一部になるのです。

 私の住んでいる州でも「履歴書の作り方」なんて講座を開いています。それは失業の問題を解消するはずがないのに。たまにメディアでも1400万人の失業者の声を聞くことがあります。でももちろん多くの人は目立たないように気をつけています。なぜならお前達は失業に値する人間だと非難する人達がいるからです。この記事に私の名前を出さない一つの理由も、そうしたことからです。

4、眠れない夜は、朝よりもずっと辛い


 朝早く目を覚ますことは簡単です。でも、眠りにつくこと。これが難しい。私はレイオフされてから、これまで以上に自分を忙しくしています。職探しをすることは、朝会社に行く事よりもずっと大変です。毎日履歴書を作って、電話を掛け、質問に答え、手がかりをつかむためにコネをつくる。そして連絡を待ちます。雇われるまでもうちょっとだと思っても、何にも連絡が来ずにメールを待ち続けたりするのです。こうした職探しをするいいところは、もう二度とフルタイムの仕事に戻れないんじゃないかという考えから気持ちをそらしてくれることです。やみくもなパニックに陥る前に、私はインターネットに向かってまた新たな職を探し、履歴書を送ります。それが例え真夜中だったとしても。

5、一番の支えは家族や友人の優しさ


 私をこの失業の辛さから救っているのは、何より私を信じている人達からの強いサポートです。彼らは私に職を見つけては「アプライしてみなよ」と言ってくれたり、「調子どう?」と聞いて、気遣ってくれます。私が落ち込んでどん底にいる時も、私は1400万人の失業者の1人ではなく、世の中に何かを与えることの出来る人だというのをいつも伝えてくれるのです。

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終わり。
私もこの仕事が大好きだから、突然何かの理由で仕事ができなくなったら悲しいです。「忙しい」って言いたくなるのって、忙しい=人から必要とされていることを確認して安心したい からですよね。誰でも人から必要とされてないという状況が、一番辛い。でも最後にあるように、最終的には仕事を抜きにしても、支えてくれる家族や友人がいるかどうかですね。


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by katoyasuko | 2011-12-23 09:58 | 働き方

金正日の死去で北朝鮮政権は崩壊しない


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日経ビジネスに
金正日の死去で北朝鮮政権は崩壊しない
米国の朝鮮問題専門家が占う今後の行方


をアップしていただきました。
たしか外食していて金正日氏が亡くなったのに気づいていなかったのですが、編集者さんから速報で「緊急でインタビューを!!!」との連絡がきて焦りましたよ。もう2011年の残りの仕事を片付けるだけだと思っていたのに、最後まで衝撃的な年でしたね。

インタビューをしたのはカリフォルニア大学サンディエゴ校のステファン・ハガード教授です。北朝鮮の専門家で、著書は日本語にもなっています。教授の話だと、金正日氏の体調のこともあって、継承問題は着々と進んでいたようです。是非ご覧ください〜

今日はちょっと忙しくて、テック系のブログを更新できそうにありません。抱えている原稿を書いてから、また新しい記事をアップしますね〜


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by katoyasuko | 2011-12-22 13:10 | 掲載

小売りに朗報!企業はスマホのクーポンをもっと活用できるようになるよ


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サンフランシスコのベンチャーMoBeamのウェブサイト

 今日、P&Gがスマホクーポンに関してベンチャーの「MoBeam」(モビーム)と提携したと発表しましたよ。デジタル上のクーポンって凄く流行っていますけど、実際にはプリントアウトしなきゃいけないことがほとんどですよね。
なぜか?それは店舗のレジ側のスキャナーがスマホのバーコードを読めないという理由からです。
 スマホって光沢と反射があって、さらにバックライトが着いているので、スキャナーがバーコードを上手く読み取れない。そのおかげでデジタルのクーポンを今までプリントアウトしていたんですね。

 そこでMoBeamは、バーコードを光のビームに変換してそれで既存のスキャナーでも読めるようにします。iPhoneだったら後ろにライトがついてるからそこで読むのかな。スマホのライト部分から赤い光がパパパパと光って、スキャナーがそれを読み取ります。

 アメリカのスターバックスはスマホの利用が進んでいて、登録してバーコードをかざせばスマホで決済ができるようになっています。でもそれも読み取るスキャナーを導入したからで、普通のお店にはスマホのバーコードを読めるようなのは無かったんですねぇ。新しいスキャナーを導入するってお金が掛かりますもんね。

 小売りや今までクーポンを配っていた企業には朗報ですよね!もっと気軽に割引のバーコードを配れるし、お客さんもプリントアウトする必要がなければもっと高い確立で使ってくれるでしょう。それから、位置情報と連携した使い方ももっと出来るようになるはず。例えばフォースクエアと提携して、今渋谷にいる人にだけ、半日だけ新商品のドリンクの半額クーポン配りまーす。とかね。何か他に良さそうな使い方ありますか?マーケッターの皆さんの、クリエイティブな使い方にも期待ですね。

  アメリカではアマゾンを始めとしてオンラインの消費がぐんぐん伸びてますけど、スマホの活用って店舗を構える企業にとって、マーケティングとしてかなり使えるんじゃないかなぁ。

 今回提携したP&Gはありとあらゆる商品を持っているので、P&Gが押し進めてくれればデジタルクーポンもさらに伸びそうです。
消費者としても非常に楽しみ!
来年はスマホでざくざくとお得情報が出てくるかな。

 MoBeamのデモはこちら


 
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by katoyasuko | 2011-12-20 17:15 | マーケティング

シリコンバレーの新しいトレンド。ハードウェアが戻ってきた!

 
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Withings社の血圧計。スマホに接続すれば、グラフ化し健康管理できるもの

今年、もっというとここ10年ほどソフトウェアやアプリが注目を集めていましたが、ここへきてハードウェアが大変ホットなアイテムになってきました。今年前半はアプリ、アプリと騒いでいたのに、世の中の動きってどう変わるか分かりませんねぇ。

 この前日経ビジネスで、健康ガジェットを紹介しましたが、それもこの流れの一つです。血圧を計ってグラフにしたり、睡眠をモニターしてグラフにしたりと、今健康関連器具は花盛りです。日経ビジネスの記事はこちら

 記事で紹介していないもので、Jawbone社のUPというリストバンドがあります。一日の運動量や、睡眠をモニターするリストバンドで、結果をオンラインの健康ダッシュボードで管理するというものです。これはAT&Tでも販売していて、たまたまAT&Tに行ったときに売れ行きを聞いてみたのですが、「売り切れ〜」とのこと。店員さんも欲しいのだけど、買えない状況なんだそうです。サンクスギビングやクリスマスを前にして、ギフトにちょうどいいので売り切れてしまうんだとか。凄いですねー。

 他に有名なガジェットで、モバイル決済のSquare(スクエア)なんかがあります。白い小さなクレジットカード読み取り装置をスマートフォンやiPadに差し込んで支払いができるサービス。カード決済って、店舗にとって手数料は高率ですし、小さな小売り店鋪が負担するのが厳しいという事情がありました。これであれば、消費者負担だし、小さなお店も助かるというものです。
 
 それから1ヶ月前に発表されたばっかりのLytroカメラがあります。このカメラ、撮影の後に自由に焦点を合わせ変えられるというもの。例えば部屋を撮影する際、とりあえずシャッターを切っておいて、後でソファーを焦点にしたり、人に焦点を当てたりといういうことができるものです。 有名なベンチャー・キャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツも投資をしていて、こうしたハードウェアにお金が動いているのです。

 今までハードウェアって、製造しなきゃいけないし、売れ残れば在庫が出るしで、ベンチャーにとってはお金が掛かるので結構嫌煙されていました。でもこうやって見ると、アプリだけではできない、すごいことができますよね〜。

 それからもう一つ、今のハードウェアの特徴は、素晴らしいソフトウェアが積んであるということ。ただ健康状況をモニターするだけじゃなくって、素晴らしい健康ダッシュボードの上で自分の体重やら、睡眠状況やらを見る事ができたりします。

 ガジェットだから、流行れば売り上げがすんなり上がるのも良いですね。これから健康関連のガジェットがどんどん出てくると言われていて、そちらにもすごく注目しています!あ、スキンケアをしながら肌の調子をオンラインのダッシュボードで管理できるのとか欲しいなぁ。良いのがあれば欲しい〜。

 なんかめちゃくちゃ楽しみになって来ました!


 
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by katoyasuko | 2011-12-19 08:30 | シリコンバレー

シェリル・サンドバーグに学ぶ「女性の自信の無さと仕事の関係」


 数ヶ月前、幸運にもフェイスブックのCOO、シェリル・サンドバーグに取材できる機会が巡ってきました。シェリル・サンドバーグってどれぐらいの人が知っているのでしょうか?アメリカでは、最も有名なビジネスウーマンの1人で、シリコンバレーで知らない人は、あまりいないんじゃ無いかな。
 
 眩しいほど凄い経歴の人で、バーバードを出たあと、世界銀行でローレンス・サマーズ財務長官のもとで働き、そのあとGoogleでAdWordsやAdSenseに貢献。今はフェイスブックのマークザッカーバーグの右腕として会社の2番手を勤めています。フォーブスで世界で最も影響力のある女性5位に選ばれている、本当のスーパーウーマンです。

 でもね、実際に会うと、本当にチャーミングな人なんですよ。タフなデキル女性みたいなイメージが強かったんだけど、美人で、スマートかつ気遣いができる優しいチャーミングな人。にこにこしていて、「私はニューヨーク出身で早口だから、分からなかったらすぐ聞いてね。」なんて言って、場を和ませる力がすごいんです。会ったあと、ますます好きになってしまいました。

 取材前、リサーチをしている時に彼女がTEDで喋った動画と出会ったのですけど、コレがすっごく良かったのです。経歴の華々しい彼女に学ぶなんて、恐縮な気もしてしまうのですが、女性の働き方の本質を突いてる気がするんです。

 彼女が話しているのは「何故女性のリーダーが少ないのか」というテーマなんですけど、その中で女性の自信のなさと仕事の関係にすごく納得しました。引用するとこんな感じ。

 ”女性は自分の能力を男性よりも低く見積もってしまうのです。
男性は出世は自身が勝ち得たものだと思うのに対し、女性は外的要因に理由を求めるのです。
男性に何故上手くやっているのかと聞くと、彼らの答えは
「俺がイケてるからだよ。そりゃそうだよ。何故そんなことを訊くの?」と言うんです。
女性に同じ質問をすると、
「誰かが助けてくれた」とか、「幸運だった」、「とても頑張った」などと言います。
何故これが重要なのか?とても重要なことです。
交渉を行わずに役員室に入る人などいるはず無いのですから。同様に成功すると確信していない人や自身の成功が何か理解していない人が出世するということもありません。"


(TEDの講演。日本語字幕がついてるものがインベッドできなかった。日本語字幕は是非こちらを見てね!)

 彼女のようなハイプロファイルな人達ではなくても、これって私たちの周りでもよく見ませんか!?「私は会社の重要ポジションに付けられた」とか「私は会社で凄く評価されている」って口に出せるのは大抵男性なんですが(すみません悪い事ではないし、すごく謙虚な人も多いですが)、どうでしょう?一方で、大学の頃からこの子は凄くできるなと思っていた友人女性って、そういうことをあまり口にしないで「ポジションがたまたま空いてラッキーだった」とか、「楽しく働かせてもらって恵まれてる」くらいしか言わないのです。これは自信の度合いが結構関係しているのではないかと。

 テッククランチでも同じような事を言っている記事(リンクはここ)がありました。本の著者インタビューなのですが、著者は「控えめ(謙虚)であるなかれ」というメッセージで本を書いています。彼女自身も女性なのですが、テッククランチではこう続きます。

 ”このメッセージはとくに、ヒスパニックの女性に向けられている。Rudan(著者)によると、彼女らは日常、あまりにも謙虚なので、シリコンバレーのような競争の 激しい環境では成功できない。”世界各地の文化の中には、ていねいさや礼儀正しさをあまりにも重んじすぎるものがある”、と著者は言い、とくにこれからの 女性は、自分が”目立つこと”のために、勇猛果敢、徹底的に頑張れ、とアドバイスした。”

 ホーウ。似ていますよね。でもね、自信を持つことって凄く難しいですよね。私はよく仕事で●●の権威とか、スタンフォードの名誉教授とか、そういう人にインタビューすることが多いのですが、なんとなくやっと29歳になった自分が出て行くことが申し訳ない気分になることが多いんです。「私なんかがインタビューに来ちゃってすみません」という気持ちがいつもどこかにある。私の見た目がおじさんだったら100倍気が楽なんだけどなー。と思うこと多数です。

 実際に会社で働いていた時、偉い人にインタビューに行くとき先輩に「時間があれば一緒に行きましょうよ〜」とか言って、できれば少しでも自分より年上の人を連れて行きたくなっていました。それから取材に行くとき、一人ではなくて年上のカメラマンさんなんかが一緒にいてくれると、「コレで私も一人前に見られるから大丈夫だ」なんて思っているわけです。

 しかしシェリル姉さん(あえてこう呼びます)も、本の著者のRudanも、謙虚すぎると自分のポテンシャルを自分で潰してしまうと言っています。別にリーダーになるという崇高な目標を掲げているわけじゃないですが、自信なさげにしているのは駄目なんですよねー。まぁそう簡単に克服できる問題ではないですが、とりあえずオドオドしているのは辞めようと思います。
自信つけるどー!

 

 
 
 
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by katoyasuko | 2011-12-18 07:08 | 働き方

マイクロソフトのSNS、So.cl(ソーシャル)がローンチ!

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(Credit: Microsoft)
 7月くらいから色々と噂になっていた、マイクロソフトのSNSが試験的に始まりました。既存のFacebookやGoogle+と似たようなものになるとか、ライバルになるとか言われていましたが、全然違いました。学生の学習向けに作られた、Facebookのアプリという位置づけです。名前はSo.clと書いて、ソーシャルと読みます。サイトはこちら

 今のところ、ワシントン大学、シラキュース大学、ニューヨーク大学の学生さんのみが実験的に使えますが、これからどんどん学校をふやしていくとこのこと。現在So.clのウェブサイトに行っても、ビデオもなぜか動かないし、試しにログインしようとしても(学生限定なので無理ですが)Over Capacityのサイトへと繋がってしまいます。

 で、一体何ができるのかというと、フェイスブックを通してSo.clを使うことで学生さんが学習を目的とした活動をサポートし、学んだりコミュニケーションを活発にするアプリになっています。例えば学生さんが写真をポストしたり、ビデオ、文書を他の学生とシェアでき、学習コミュニティーを作ることができます。フェイスブックのように、友達のウォールだけ見る事ができるのではなく、So.clを使っている人をフォローすることができるようになります。そうすることで同じ興味を持った人のSo.clウォールを見る事ができる。FacebookとTwtitterの良いとこどりです。

  ただ、フェイスブックにログインしてから、どのようにSo.clがインテグレートされているのかよく分かりません。自分でログインできるようになってか確認したいと思います。ただ、Facebookのアカウントを利用するアプリという位置づけで、独立系のSNSではありません。
 
 Bingで検索した結果をウォールに投稿することもできます。例えばアートの学生で、木製アートに取り組んでいるとしましょう。木材アートで検索して出てきた画像と共に、検索結果をウォールに投稿することができます。
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(Credit:Microsoft)
 それからもう一つの目玉が「ビデオパーティー」という機能です。同じコミュニティーの皆で同じビデオを見ながら、複数人でチャットができます。例えばビデオゲームに興味のある学生が集まって、ビデオゲームのデモを見ながら意見交換するとかいうことが出来ます。

 So.clは”プライベート”と設定しない限り、パブリックに公開されます。ツイッターのように興味の似た人を見つけられ、その人の投稿をフォローできるようになっているのが特徴です。Facebookの投稿よりも、より画像が大きくて、画像の数も複数と投稿できるので、Facebookよりも個人色を出しやすそうです。So.clの投稿は基本的には自分のFacebookウォールには反映されませんが、もし反映したければできるそうです。

 今は学生限定でしかログインできないので、残念ながら自分で触ることができず、So.clのウェブサイトから分かった情報はこのくらいです。学生限定で今後もやって行くようですが、一般でも興味がある人は多いのではないでしょうか。例えばノマドワーク研究とか、新メディア研究とかね。どうでしょう。

 オフィシャルサイトのデモビデオは動いてませんが、こちらのDailytut.comで多少手を入れたデモのビデオがありましたので、貼付けておきまーす。


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by katoyasuko | 2011-12-16 09:06 | ソーシャルネットーワーキンング

アマゾンってもう古い!?デザイナーもののオンラインショップが人気

オンラインショッピングと言えば、アマゾン、ベストバイ、ウォルマートやターゲットなど、大手の小売りが価格一辺倒で消費者を牽引していたのですが、ここへきて、オンラインショッピングにもかなり「色」が出てきました。
 
 上手く育っているのが、デザイナーものを売るサイト。それも期間限定のセールで販売する「フラッシュマーケティング」の手法を使ったものです。

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 今勢いづいているのがニューヨークのFab.com。デザイナーものの商品をフラッシュマーケティングで72時間限定で販売しています。この企業、もともとゲイコミュニティーのためのSNSを作ろうとして会社を立ち上げていました。そこでゲイの人たち向けにスパやジムの会員権、デザイナープロダクトなんかをフラッシュマーケティングで売りはじめていました。そうするとSNSよりも販売のほうに人気が出て、SNS を辞めてフラッシュマーケティングに方向転換したというわけです。ゲイのSNSというのも、15万人が頭打ちで、思ったよりも会員数が伸びなかったそうです。そういうわけで6月にフラッシュセールのお店に刷新。私はお友達から教えてもらったのですが、すごくおしゃれなプロダクトが多くてセンスがいい。モダンなデザインのプロダクトが多いです。デザイナーもののバックやジュエリーとか、アートの割引券、おしゃれな家電なんかもあります。

 価格は商品によって幅広いんですが、例えばこのビンテージペーパーの上に動物をプリントしたアートは一枚8ドルのところを5.6ドル。Spratters & Jayneウールのマフラーは、163ドルが53ドルになってます。
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 collageOrama(Fab.comより)
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Spratters & Jayne
(Fab.comより)

 もうひとつ、凄くはまっているのが「ワン・キングスレーン」です。ここはインテリア商品をフラッシュセールで売るオンラインショップ。センスのいいインテリア用品がどんどん出てきてこちらも72時間以内でセール終了になります。キャンドルが$37のところ$19というような安いものから、$3000のソファーが$1500といったものものまで並んでいます。高級なデザイナー家具が中心なのですが、手の届く小物なんかもそろえているので、何かセールになっていないかと思わず覗いてみたくなるサイトなのです。

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 今までデザイナーものの洋服をフラッシュセールで売るギルト・グループが人気でしたが、その手法が家具やデザイナープロダクトまでどんどん波及してきています。Fab.comやワンキングスレーンで買い物をしている時、かなり高揚感を覚えるのですが、このう高揚感ってウィンドウショッピングをしているときの気分と凄く似ているんですよね。「何かいいものが見つかるかな」っていう掘り出しものを見つける感覚で、毎日サイトをチェックしてしまうんです。

アマゾンなんかであれば、「どこよりも安くあって欲しい」と思って購入を決めるんですが、こういったサイトは欲しいものであればある程度の金額を払おうと思ってしまうのも不思議です。今までであればこういうデザイナー商品は、ニューヨークなんかでウィンドウショッピングするものだったんですが、オンラインでできるようになったなんて本当に便利になったもんです。
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by katoyasuko | 2011-12-15 09:12 | テック

Nokiaのスマートフォンに関する2つの試練

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ノキアが初のウィンドウズフォン「Lumia 710」を米国で発売すると発表しました。キャリアはTモバイルで、価格は2年契約で50ドル(約4000円)という超価格です。スマートフォンは、どのメーカーもキャリア契約付きで100ドルから200ドルの価格設定なので、かなりお買い得な機種ということになります。ターゲットは初めてスマートフォンを買うユーザー層。価格に敏感な消費者も買いやすい値段で、魅力的に映るのではないでしょうか。

  しかし現在ノキアが持つ米国のスマートフォンシェアはたった1%。2006 年の16.4%から急落しています。(IDC調べ)ここから挽回していくのはかなり大変であります。さらにウィンドウズOSを搭載したノキアには、2つの試練がありそうです。

1、口コミ要素がほぼ無い
 ジャーナリストや評論家はiOSやアンドロイドと比べても、ウィンドウズOSをかなり高く評価していました。しかしウィンドウズ搭載フォンは、台数が伸び悩んでいます。その理由の一つとして、口コミ要素がほぼ無いということが挙げられます。スマートフォンを買うとき、友人や家族からのお勧め、そして口コミ要素がかなり大きいらしいのですが、iPhoneやアンドロイド機種に比べて、当然ウィンドウズフォンは口コミがありません。「iPhoneおすすめだよ」とか「ギャラクシー超いいよ」という一言が、次なるスマートフォンユーザーの背中を押している訳です。

2、どこまでマーケティングできるか
現在iPhoneとアンドロイド機種が2強として圧倒的に市場を支配しているので、これからどこまでプロモーションできるかが見所です。マイクロソフトはマーケティングに強いと言われているので、消費者への存在感をアップさせることが期待されています。口コミ要素がないぶん、かなり露出を計らなくては、消費者へのアピールは難しいと見られています。ノキアは米国市場でスマートフォンで出遅れているので、マイクロソフトと共に積極的なマーケティングを行わなければいけません。

アプリ開発者にとっても、彼らは消費者がいる所にアプリを作ります。これから先、ウィンドウズフォンがどれだけ消費者に浸透するかに注目が集まっています。
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by katoyasuko | 2011-12-15 09:00 | スマートフォン

ジャーナリスト加藤靖子のブログです。ニューヨークで日経ビジネス勤務を経て、フリーに。シリコンバレーから、テック情報を書いています。メールはmail@yasukokato.com 。Photo:Takahiko Marumoto
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Profile

加藤靖子。1982年9月11日東京生まれ、九州育ちの29歳。
中央大学在学中から、マガジンハウスの編集部アルバイトに明け暮れる。卒業後米Pace大学に留学。在学中にジャーナリストのアシスタントをしながら、フリーで原稿を書き始める。
卒業後、2007年末から日経BP社ニューヨーク支局勤務。ビジネス・経済誌「日経ビジネス」編集部で、大統領選挙、金融危機、自動車産業の低迷などをレポートし、刺激的な日々を送る。
2011年からサンフランシスコ郊外、シリコンバレーに引越し。フリーになり、「日経ビジネス」「日経デジタルマーケティング」などに記事を寄稿。
最近はすっかりテック系ニュースに目覚め、シリコンバレーでテック系イベントに出席したり、インタビューを行ったりしている。
最近のインタビューは、シェリル・サンドバーグ(Facebook COO)、ナビーン・セバデュライ(Foursquare共同創業者)、ガ・ワン(Smule共同創業者)など。

好きなことは料理、体を動かすこと、友達としゃべること、ファーマーズマーケットに行くこと。
仕事とプライベートをあまり区別せず、楽しく仕事をしています。

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