Pink Tech シリコンバレー

Nokiaのスマートフォンに関する2つの試練

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ノキアが初のウィンドウズフォン「Lumia 710」を米国で発売すると発表しました。キャリアはTモバイルで、価格は2年契約で50ドル(約4000円)という超価格です。スマートフォンは、どのメーカーもキャリア契約付きで100ドルから200ドルの価格設定なので、かなりお買い得な機種ということになります。ターゲットは初めてスマートフォンを買うユーザー層。価格に敏感な消費者も買いやすい値段で、魅力的に映るのではないでしょうか。

  しかし現在ノキアが持つ米国のスマートフォンシェアはたった1%。2006 年の16.4%から急落しています。(IDC調べ)ここから挽回していくのはかなり大変であります。さらにウィンドウズOSを搭載したノキアには、2つの試練がありそうです。

1、口コミ要素がほぼ無い
 ジャーナリストや評論家はiOSやアンドロイドと比べても、ウィンドウズOSをかなり高く評価していました。しかしウィンドウズ搭載フォンは、台数が伸び悩んでいます。その理由の一つとして、口コミ要素がほぼ無いということが挙げられます。スマートフォンを買うとき、友人や家族からのお勧め、そして口コミ要素がかなり大きいらしいのですが、iPhoneやアンドロイド機種に比べて、当然ウィンドウズフォンは口コミがありません。「iPhoneおすすめだよ」とか「ギャラクシー超いいよ」という一言が、次なるスマートフォンユーザーの背中を押している訳です。

2、どこまでマーケティングできるか
現在iPhoneとアンドロイド機種が2強として圧倒的に市場を支配しているので、これからどこまでプロモーションできるかが見所です。マイクロソフトはマーケティングに強いと言われているので、消費者への存在感をアップさせることが期待されています。口コミ要素がないぶん、かなり露出を計らなくては、消費者へのアピールは難しいと見られています。ノキアは米国市場でスマートフォンで出遅れているので、マイクロソフトと共に積極的なマーケティングを行わなければいけません。

アプリ開発者にとっても、彼らは消費者がいる所にアプリを作ります。これから先、ウィンドウズフォンがどれだけ消費者に浸透するかに注目が集まっています。
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by katoyasuko | 2011-12-15 09:00 | スマートフォン

ジャーナリスト加藤靖子のブログです。ニューヨークで日経ビジネス勤務を経て、フリーに。シリコンバレーから、テック情報を書いています。メールはmail@yasukokato.com 。Photo:Takahiko Marumoto
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Profile

加藤靖子。1982年9月11日東京生まれ、九州育ちの29歳。
中央大学在学中から、マガジンハウスの編集部アルバイトに明け暮れる。卒業後米Pace大学に留学。在学中にジャーナリストのアシスタントをしながら、フリーで原稿を書き始める。
卒業後、2007年末から日経BP社ニューヨーク支局勤務。ビジネス・経済誌「日経ビジネス」編集部で、大統領選挙、金融危機、自動車産業の低迷などをレポートし、刺激的な日々を送る。
2011年からサンフランシスコ郊外、シリコンバレーに引越し。フリーになり、「日経ビジネス」「日経デジタルマーケティング」などに記事を寄稿。
最近はすっかりテック系ニュースに目覚め、シリコンバレーでテック系イベントに出席したり、インタビューを行ったりしている。
最近のインタビューは、シェリル・サンドバーグ(Facebook COO)、ナビーン・セバデュライ(Foursquare共同創業者)、ガ・ワン(Smule共同創業者)など。

好きなことは料理、体を動かすこと、友達としゃべること、ファーマーズマーケットに行くこと。
仕事とプライベートをあまり区別せず、楽しく仕事をしています。

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